今年から、訪問マッサージの他に、「訪問呼吸ケア」というメニューを加えました。
そもそも、呼吸ケアってなんだ? 呼吸がどうなるんだ? と思われるのが自然な反応だと思います。
呼吸には、まだ多くの人が気付いていない、『カラダに眠る潜在能力を引き出して、健康力を高め、身体機能を高める力』があります。こういった言い方をすると、何となくスピリチュアル系っぽい話かと思われますが、実際は様々な科学的データに基づくサイエンス(科学)の領域です。
人は1日平均20000回の呼吸をしています。その呼吸が本来人間に備わっている呼吸法とは違った方法で繰り返されているため、体に様々な弊害を引き起こしています。でも、そんなことに気付いている人はほとんどいません。なぜなら、人は無意識で呼吸を繰り返し、いつもと変わらぬ日常を送っているからです。
それでも、アスリートでさえ9割の人が呼吸パターンに何らかの問題を抱えている、というデータが海外や国内の大学の論文にも挙げられているのですhttps://en.ritsumei.ac.jp/news/detail/?id=697
普段からハードなトレーニングをしたり、緊張感の中で試合に挑むアスリートでさえ、呼吸に問題を抱えているなら、一般の人で正しい呼吸を身につけている人は、ごく少数であると言えます。
正しい呼吸を知って身につけることが、沢山の人の健康課題に役立つ。あたりまえに繰り返している呼吸を修正することで、色んな病気や痛みの予防にも繋がる。呼吸について沢山学び、呼吸ケアの技術を取得していく中で、自分は人々の呼吸を改善するために積極的に活動していきたいと思いました。
正しい呼吸を身につけることで、手にするものとは何か。そのことについて、今後このブログの中で述べていきたいと思います。
ちなみに1日平均21600回の呼吸を繰り返している人は、1分あたり15回の呼吸数です(吸って吐いてを1回と数えます)。オンラインの呼吸レッスンを数回受けただけで、1分あたり4回(1日平均5760回)の呼吸数に減らすことも可能です。